ローヤルゼリーの摂取量には注意が必要
ローヤルゼリーは、一人ひとりの体質や摂取時の健康状態によって効果が異なります。ローヤルゼリーは、毎日継続して摂取することで、効果が高まるものです。ローヤルゼリーを健康的に摂取し続けるためには、自分に適した量を見つけると良いでしょう。
健康食品であるローヤルゼリーは、医薬品とは異なり摂取量などは定められていません。自分で摂取量を決めることができます。しかし、たくさん摂取すれば効果が高まるというものではありません。過剰な摂取は、アレルギーを引き起こす可能性もあるため、特にアレルギー体質の人は注意が必要です。
摂取量が定められていないとはいえ、日本健康・栄養食品協会では、ローヤルゼリーの摂取量の目安を500〜3,000ミリグラム/1日に設定しています。この目安をもとに、少量から少しずつ増加して体調を確認しながら試してみることをお勧めします。
ローヤルゼリーのタイプによって変わる摂取量
ローヤルゼリーには、生のタイプと乾燥や調整タイプがあります。ローヤルゼリーの摂取量は、基本的に生のタイプで計ります。乾燥や調整タイプの場合は、生のタイプに換算します。乾燥や調整タイプのローヤルゼリーをいくら摂取しても、このことを把握していないと、実際にどの程度の効果があるのかが分かりません。ローヤルゼリーの摂取量を計るにはポイントがあります。そのポイントは、デセン酸です。
ローヤルゼリーの品質は、ローヤルゼリー特有の成分であるデセン酸の含有量によって決まります。デセン酸は、地球上でローヤルゼリーだけに含まれている成分です。
デセン酸は、更年期障害の症状を改善してくれる作用で注目されています。他にも、女性ホルモンと似た働きや、血糖値の制御作用、皮脂の過剰分泌の抑制、悪玉コレステロールの減少などの働きをしてくれます。
また、デセン酸は、現代社会で増加傾向にある自律神経失調症や、骨がもろくなる骨粗鬆症などの予防にも役立つといわれています。
そのうえ、デセン酸には、抗菌作用も認められており、抗生物質としての働きも期待できます。
このデセン酸の含有量が多いほど、高品質なローヤルゼリーということになります。一般的に、ローヤルゼリー100グラムにつき2グラム以上のデセン酸が含まれていれば高品質といわれています。
ローヤルゼリーを購入する際には、このデセン酸の含有量を確認することが重要です。品質の良いローヤルゼリーを選ぶことで、効率良く栄養成分を摂取することができます。