ローヤルゼリーとプロポリスとの違いを比較
「ローヤルゼリー」と「プロポリス」、どちらもミツバチが分泌する成分として有名ですね。
しかしながら、これらの成分は一緒くたにされることが多く、それぞれがどのような成分なのかを理解されている方は少ないのではないでしょうか。
ここでは、2つの成分がそれぞれどのようなものなのかを説明していきます。
ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、女王蜂の生涯のエサとして有名な成分です。
女王蜂はローヤルゼリーを摂取していることで働き蜂の寿命の20倍〜40倍は生きることからも、ローヤルゼリーのパワーを図り知ることができるでしょう。
更に、女王蜂の卵の出産数は1匹あたり1500個〜2000個と大変な数ですが、ローヤルゼリーはこれに耐えうる体力も与えてくれていると考えられます。
ここで、ローヤルゼリーの成分を改めて分析してみましょう。
主成分は炭水化物・たんぱく質・水分で構成されています。
そこにビタミン類・ミネラル類・アミノ酸をはじめとした高栄養素が40種類以上入っていることが確認されています。
これら成分は全て人体にも有効なものばかりであり、ローヤルゼリーは稀少な高栄養サプリメントであると言えるでしょう。
ローヤルゼリーを摂取することでの具体的な効果は、例えば以下のようなものです。
- 肌荒れを防止する
- ストレスを緩和させる
- 自律神経のバランスを保つ
- 更年期障害を緩和する
- 肌のアンチエイジング
- 新陳代謝を促進させる
中でも特筆すべきは、ストレスを緩和させる効果についてです。
現代は日常生活を送るだけでも大きなストレスを受ける時代ですが、人体はストレスにより「パントテン酸」という大切な成分をすり減らしてしまうことが確認されています。
しかしながら、ローヤルゼリーの摂取によりパントテン酸が増えることが確認されており、その効果としてストレスが原因で起きる病の防止につながると言うのです。
ローヤルゼリーは、厳しい現代社会を生き延びるための大きな力になるのではないでしょうか。
ローヤルゼリーは様々な形に加工され、販売されています。
採れてから72時間以内のローヤルゼリーは「生ローヤルゼリー」と呼ばれ、採れたてローヤルゼリーとして取り扱われます。
生ローヤルゼリーを乾燥させ、長期間保存できるように加工したものは「乾燥ローヤルゼリー」と呼ばれます。
生ローヤルゼリーを添加物等を加えながら成分調整したものは「調整ローヤルゼリー」と呼ばれています。
プロポリス
プロポリスは、ミツバチの体液のひとつです。
ミツバチの体内に取り込まれ消化された植物の新芽や樹脂等が分泌物と混ぜ合わさったものプロポリスですが、このプロポリスを分泌しながらミツバチは巣を作るのです。
ですから、プロポリスには水や寒暖、細菌から巣を守り、清潔に保つ働きがあります。このように巣を守る働きをしている成分として、プロポリス内にフラボノイドという成分が含まれていることが確認されています。
更に、ビタミン類・ミネラル類などの高栄養素もふんだんに含まれています。このプロポリスが巣を守っていることが、女王蜂の長生きの秘密のひとつかもしれません。
これらプロポリスの抗菌作用や栄養素は、もちろん人体にも非常に有効です。
実際にプロポリスを摂取するようになってから、カゼやインフルエンザに感染しづらくなったというデータもあるようです。